NISAの具体的な運用を考える

 世間ではNISAの言葉だけ先歩きして具体的な内容が出てこないと感じます。NISA=投資ってイメージを持っている方もいるとは思いますが大体あっています。しかし投資と一口に言っても複数種類があるので私なりにいくつかのパターンをまとめてみました。

基本的な説明はいろんな場所で解説しているので省略します。
参考URLhttps://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html

大まかに分けると以下のように分けられます
投資信託+株式購入(保持)
投資信託は120万,株式購入は240万,合計360万,年間利用できます。
最速で5年で埋められるので資金のある人はこれが確実ですが株式購入
でつまづきやすいので株の勉強が必要の為難しいです。
基本的には売らずに保持するのが正解ですが、お金が必要になった場合はためらわずに換金しましょう。

投資信託+株式購入(売買益)
NISAは売買益でも稼ぐことができますので①の投資信託を行いつつ株を安い時に購入し高くなったら売る。利用枠の関係上①と組み合わせてある程度保持して利益を持ち続ける枠と売買益を狙う枠を使い分けることが理想的だと思います。年間に使える枠は240万なのでそれを基準に考えましょう。

投資信託のみ
あまり書かれていませんが投資信託のみでも埋められます。しかし年間120万までしか埋められないので最低15年かかります。投資信託だけならIDeCoでもできるのでこれはお勧めしません

私が行っているのは①です
コツコツ株を調べて割安になっている株を不定期に購入して年間の配当金を増やしていますが、今現在の資産は少額ながら増やせています。選択をするなら①と②のどちらかですね、株で損をするのがどうしても怖い場合は③になりますが効率は悪いです。

 よくIDeCoとNISAをどちらかを優先したらと悩む方はいますが基本的にはIDeCoを優先するべきだと考えています。理由は節税効果が大きいのと後から積み立てることができないことです。
 極論を言うとNISAは後からでも積み立てられますがIDeCo個人年金等の税金控除がある場合は毎年の控除額は決まっていますので後から取り返せません。短期的に見たらNISAを積み立てるのが正解ですけどNISAの枠には制限があるので終わった場合はどうするのか、という話になります。
 長くなりましたがIDeCoとNISAと個人年金は税金控除を考えた上で適当な配分をしましょう。これも分散投資の一つと考えることができますので