読んだ本の感想 まとめ 1

米国債ドル建て社債の教科書

 

株式の他に債券についても知識を広げようと債券について書かれている本を探していたら偶然図書館で見つけて読みました。

債権についての解説は十分されているのでこちらを読めば一通り理解できます、私はゼロクーポン債と利付債の違いについて理解できたのでその点は非常に得になりました。

ですがいろいろと問題があるので箇条書きにまとめると
①ページ数が少ないわりに内容が薄い上に値段が高い
 全部のページを見たら145ページしかないのに実際に役に立ったと感じたのは50ページほどです、残りは作者の主張や参考にならない事例ばかりで読み飛ばしても問題ないかと、他に本の金額が定価1760円と非常に高いです。

②為替リスクについて触れてない
 ここが一番問題です、円安が進むからと米国債を進めている流れを作っていますが円高になるリスクも書いてはいますが一言触れる程度でほとんど触れていません、円高になった時の対策がそのまま保持しておけばよいと書かれていますがそれを言ってしまうとfxや株式にも価値が下がったら同じことをすれば大丈夫と言っていると同じことですので全く解決策になってません。

③ネット販売で十分なのに対面の証券会社を進めている
 今の時代に対面の証券会社を使うメリットはゼロです。

と、いろいろとマイナスなことを書きましたが実際に役に立った個所はあるので必要な部分だけを読むにはお勧めできます。私が参考にならない事例といったのは富裕層や50代以上の世帯の相談内容ばかりで米国債で増やさなくても問題ない人しかいなかったように見えたから不要と見えたので実際に近い世帯の方には参考になると思います。

私個人の意見は米国債を取り入れるのは円高になった時に購入するかを考える程度です、今の円安の時に米国債を買うのは短期的には問題ないかと思いますが数年後は読めませんので私は円高の時にしか買わないと思います、考え方は個人の自由ですので私の意見は参考程度で

最後まで見ていただきありがとうございました。